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最近の超音波検査装置の飛躍的な進歩にともない、妊娠18週ごろから胎児のいろいろな病気の診断がつくようになってきました。特に、生まれてから急に状態が悪くなる病気(先天性心疾患の一部や横隔膜ヘルニアなど)を胎児期に診断して、お産の時期、生まれた後の治療方針などをあらかじめ計画しておくことが大切とされてきています。
胎児エコー検査は、産婦人科外来で妊婦検診の一部として行われてきていますが、2008年から当院生理検査室でも妊娠21週をこえてお腹の上から観察可能になっている方を対象に、疾患のスクリーニング検査として胎児エコー検査を実施しています。胎児の推定体重の計測を行うと同時に、頭部、心臓、背骨、胃、膀胱、臍帯(へその緒)、羊水量などを調べます。検査時間は、15分から30分程度です。
しかし、残念ながら、胎児の向きや胎盤、皮下脂肪などで描出できないところがあったり、またエコー検査では判断できない異常も存在します。
このような胎児エコー検査の中で、特に心臓を重点的に検査するのが、胎児心エコー検査です。また、この検査は2010年4月から保険診療で認められるようになりました。 |
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統計上、100人に1人の割合で、心臓に異常のある赤ちゃんが生まれると言われています。
さらに、お母さんに糖尿病などの基礎疾患がある場合、羊水量に異常がある場合(羊水過多・羊水過少)、胎児の発育が平均と比べて明らかに遅れている場合(胎児発育遅延)などでは、通常より心疾患の可能性が高くなります。
当院では、このような胎児を含めスクリーニング検査で心臓の異常が疑われた場合、小児循環器科医による胎児心エコー検査を行っています。(毎週金曜日)
胎児の心臓は妊娠週数と同じくらいの大きさ(例えば、妊娠30週なら30mm程度)で、かなり小さいものです。その中に4つある弁や心室・心房、大動脈や肺動脈などを詳しく観察します。検査時間は30分から1時間程度です。重い心臓病の赤ちゃんでも、お腹にいるときから分かっていれば、生まれてから急に状態が悪くなることを避けることができるので、非常に有用な検査です。 |
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当院では、2010年4月から、毎週金曜日に胎児心エコー外来を新たに開設しました。
産科医師から紹介された方、スクリーニング検査で異常が疑われた方を対象に、小児循環器科医が胎児心エコー検査を行い、心臓病の診断を行います。診察は小児科外来(1階)で、エコー検査は、生理検査室(2階43番)で行われます。
詳細は、定期健診時などに産科の主治医にお尋ねください。 |
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